酒のはしもと主催!『第11回純米酒エルボー』の参加レポート

今回、酒のはしもと編集部は『第11回純米酒エルボー』に参加させていただき、出店している酒蔵さんや、参加者のみなさまにインタビューしてきました。

また、酒のはしもと代表の正木さんにも、純米酒エルボーを開催したきっかけやこだわりをお聞きしたので、イベントに来られなかった方はぜひ最後までご覧ください。

大試飲会『純米酒エルボー』とは?

純米酒エルボーとは、酒のはしもと主催の純米酒の大試飲会です。
約30の酒蔵が一同に集まるため、来場者はさまざまなお酒を飲むことができます。

当イベントの主な概要は、以下のとおりです。

第11回純米酒エルボー 純米酒大試飲会の概要

  • 開催日時:2022年10月23日(日)17時40分開場 18時開宴
  • 会場:リーガロイヤルホテル東京 ロイヤルホール
  • チケット:大人1名 税込み1万円 全席指定(当日券なし)
  • 特別ゲスト:尾瀬あきら氏 藤田千恵子氏

純米酒エルボーでは、日本酒に合う料理も提供されるので、お酒と料理を一緒に楽しめます。

イベントの流れ

第11回純米酒エルボーは、 酒のはしもとと交流のある特別ゲストの挨拶から始まりました。

今回のイベントに参加されていたゲストは、「夏子の酒」を代表作として多数の作品を出版している漫画家、尾瀬あきら氏と、フリーライターの藤田千恵子氏です。
藤田千恵子氏は、日本酒や発酵調味料などの魅力を伝えるフードライティングを、数多く発表しています。

ゲストからの挨拶のあとは、純米酒エルボーの主催者である正木さんの挨拶と参加されている各酒蔵さんの挨拶があり、乾杯の合図で試飲会が始まりました。

イベントの雰囲気

酒のはしもと編集部は、今回初めて純米酒エルボーに参加しました。

日本酒好きな方たちが一同に集まるイベントということもあり、会場は乾杯する前からとても賑わっていました。
特に、参加されている酒蔵さんたちは、日本酒のよさを伝えようと気合いも入っていたようです。

冒頭の正木さんの挨拶では、日本酒の魅力や、料理とともに味わうことのよさを多くの方に伝えたいという想いが込められていました。
また、各酒蔵さんからの挨拶のときには、酒蔵ごとの個性的なアピールで会場が笑いにつつまれていたことが印象的です。

ここからは、正木さんにイベントを開催したきっかけやこだわりをインタビューしていきます!

イベントの開催について正木さんにインタビュー

編集部:本日は、『第11回純米酒エルボー』にお招きいただきありがとうございます!

正木さんを始め、今回出店されている酒蔵さんや参加者のお話を聞き、純米酒エルボーの魅力を読者にお伝えしたいと思います。
よろしくお願いします。

正木:よろしくお願いします。
今回の純米酒エルボーは3年ぶりの開催ということもあり、例年以上に盛り上がると思いますよ!

編集部:早速ですが、純米酒エルボーの開催にはどのような背景がありますか?

正木:純米酒エルボーを開催したきっかけは、様々な蔵を知っていただきながら、お酒だけ提供の試飲イベントではなく、料理と一緒にさまざまな日本酒を味わって飲んでもらいたいと思ったことですね。
本来日本酒は、料理を食べながら飲むことでより味わいや旨味を感じられるものです
僕自身、日本酒のよさは料理を食べながらだとさらに引き立つと考えているので、ペアリングというガチガチな概念ではなく料理と日本酒を一緒に楽しめる試飲会を開催しようと思ったことが、始まりですね。
ただ今回は様々な兼ね合いがありホテル提供のミニコースのみご提供だけになりますが、例年は蔵ブースには蔵が推奨する肴や、チーズブース、参加飲食店さんによる食のブースなどもあり、食も充実した会なのです。

編集部:純米酒エルボーはいつ頃から開催されていますか?

正木:2010年から開催しています。
最初は船橋にあるグランドホテルで開催し、今回は初めて『リーガロイヤルホテル東京』で開催することになりました。

毎年多くの方が来場してくださり、国内外の酒のはしもととつながりのある飲食店の方々にも多数、お燗番を中心としたスタッフとしてご参加いただいています。
飲食店も日本酒の知識がないと、お客様に合ったお酒を提供できません。
そのため、お手伝い頂く飲食店の方々にも日本酒のことを学んでもらうということも、純米酒エルボーを開催する目的の1つです。

蔵ブースをお手伝い頂くことで、蔵の方々のお話や考え、取り組みが、飲食店さんに少しでも伝わるのではと思っていますし、日頃からお燗をつけている信頼できる飲食店さんのメンバーの方々がおいしいお燗を提供する場所でもあります。OJTの様な感じですかね。

イベントのこだわりや魅力

編集部:一般の方だけではなく、飲食店の方にとっても貴重なイベントなのですね。
イベントの参加者には、どのような点に注目してほしいのでしょうか?

正木:先ずは燗酒の魅力を体感してほしいですね。
純米酒エルボーでは燗酒を中心に提供しているため、「同じ酒でも温度が違うと味わいが異なりまるで違う酒の様に感じる」「料理も燗酒も美味しいですが一緒に食べて飲むとさらに両方の味が引き立つ!」「お燗はほっこりした酔い心地が続き、尖った酔いもせず翌朝もすっきり」ということを蔵の方々の会話とともに体感いただきたいです。

それぞれの飲食店さんがつけるお燗も楽しんで頂きたいです。

編集部:なぜ、燗酒がよいのでしょうか

正木
うま味の塊と言っても過言でない日本酒は食のうま味と重なるとさらにうまみの相乗効果によって味わいが複雑に増してゆきます
まさに口内調味の出来上がり!温めたお酒は冷酒や常温では感じることができない旨さや味わいを感じます。

旨さが増幅するだけでなく、口中で料理の脂をしっかりと切ってゆき、何より身体を温めるので負担をかけずにおいしく飲める酒。
唾液も分泌され、お腹もすいてくるのです。個人差はあるでしょうが、冷たいアルコール類を飲んだ様に尖った酔い方はせず、ほっこりと酔いが続き、徐々にさめてゆきます。だから翌朝もすっきり。

だからこそ、料理とともに燗酒を飲んでほしいです
重曹的な旨さがあるお鮨や焼鳥をはじめ、肉や魚、野菜、乳製品、お出汁に限らずタレやソースに至るまで和洋中、問わず幅広く食を網羅してゆきます。
もちろん何でも温めれば良いわけではありません。
お燗にあったお酒を選ぶことが大切。

新酒の様な若酒でなく先ずは目安として火入れ1年以上熟成し、若さによる固さがとれ、味わいに丸みや深み、複雑さ酸やキレある酒が良いでしょう。(お店で聞いてください)
華やかでジューシーなタイプは冷やして飲むと良いでしょう。燗映えはしません。

編集部:燗酒へのこだわりをすごく感じますね。

正木:日本酒の魅力のひとつに様々な温度帯でおいしいがあり、もちろん冷酒も多くの魅力がありますが、燗酒って旨い!という魅力を多くの方に知って頂き、日常でも飲んで頂くことが日本酒の発展や広がりにつながると思っています。
今回、純米酒エルボーで用意している燗酒も、自慢のお酒ばかりを選びました。

編集部:日本酒だけではなく、料理にもこだわりはありますか?

正木:はい。
開催前からソースやたれ等、ホテル側に1つのプレートでさまざまな味わいを楽しめる料理を用意してほしいとリクエストしました。また暖かいお出汁なども提供頂きたいとリクエストしましたが、色々制約もあり過去の開催の様に出来ているわけではありませんが引き続き働きかけたく思います。多くの酒蔵さんの日本酒を一度にお試し出来る試飲会はなかなかないので、日本酒を楽しめるよい機会だと思います!

3年ぶりに開催した今、思うことは

編集部:今回、3年ぶりに純米酒エルボーが開催されましたが、どのようなお気持ちですか?

正木:様々なイベントが延期になるなか先ずは開催できてよかったと思っています。
3年間開催できていなかったので、「事前段階では、今までどのような段取りで進めていたっけ?」と、頭が忘れている部分もありました(笑)

ただ、純米酒エルボー未開催の期間は様々な面で非常にしんどかったのすが、純米酒、そして燗酒の魅力を伝え広めることの楽しさを噛みしめています。ご縁を頂き、開催できたということは本当にありがたいです。

編集部:ホテルが変わった理由は何かあるのでしょうか?

正木:今までお世話になっていた船橋グランドホテルが閉館し、来るべく時に備えて新たにイベントを開催できるホテルを探していました。
そして今まで以上に純米酒エルボーを多くの方に知っていただきたいという想いもあったので、今回はリーガロイヤルホテル東京で開催させて頂くことになりました。。

実はこのホテルは、日本酒の試飲会は多くの方々が開催しています。
「夏子の酒」の作者である尾瀬あきら氏の還暦祝いの会場もこのホテルでした。

このようなことから、リーガロイヤルホテル東京はお酒イベントのことをよく理解しており、イベントの進行にも慣れていると思ったので、安心して依頼できました。
あと一番はお燗器を30数台設置するので、電気容量がかなりネックなのですが、増設することなく全く問題がなかったのでこの部分は実は非常に大きいです。
資金的にも助かりました(笑)

編集部:なるほど。
純米酒エルボーの会場にぴったりですね!

参加者に感じてほしいこと

編集部:純米酒エルボーを通して、参加者にどのようなことを感じてほしいですか?

正木:久々の開催なので、さまざまなお酒に出会って、多くの酒蔵さんと接してほしいですね。
何より燗酒を飲んで、冷酒とは異なる味わいや魅力も感じてほしいだけでなく、お酒を飲んで元気をチャージしていただきたいですね。

編集部:なかなか、一般の方と酒蔵さんが触れ合う機会はないと思うのですが、なぜ酒蔵さんと話してほしいと思うのでしょうか?

正木:単純に、自分が好きなお酒やよく飲むお酒は、どのような方が作っているのか、そしてどのような背景があるのかということに興味を持ってもらいたいからです。できる限りで良いのです。

そのお酒を好きになる理由には、人それぞれの理由がありますが、酒を醸すのは機械でなくヒトなので蔵の方々からも美味しさをぜひ感じて欲しいと思っています。

このイベントでは、酒蔵さんの人柄やお酒の選び方などを知ることができるため、ぜひ酒蔵さんとの話も思い切り楽しんでほしいです!

【酒蔵さんインタビュー①】太田酒造場(おおたしゅぞうじょう)様


編集部
:今回は酒のはしもと編集部として、純米酒エルボーに参加されている酒蔵さんにもインタビューさせていただいております。
早速ですが、当イベントに参加された経緯はどういったものでしょうか?

太田酒造場様:うちは鳥取県にある酒蔵なのですが、私たちが造ったお酒を飲んでくださる方の半数以上は、県外の方です。
特に、関東圏の方に飲んでもらうことが多いため、普段飲んでくださっている方に直接お会いしたいと思い、純米酒エルボーへの参加を決めました。

また、うちのお酒を飲んだことがない方に広めたいという想いもあります。

酒蔵としてのこだわり

編集部:なるほど。
太田酒造場様の酒造りのこだわりはどのようなものですか?

太田酒造場様:こだわりとしては、お米作りと向き合う時間が多いという点が挙げられますね。

うちでは、同じ品種の米でも、農家が異なる場合はタンクを分けるようにしています。
また、米を作る農家がいつ種をまいているのか、また葉っぱの色は何色かといったことを定点観測しています。

編集部:なぜ、そこまでお米にこだわっているのですか?

太田酒造場様:純米酒は米と水でできているお酒なので、お米にとことん向き合うことが大切だと思っているためです。
うちの代表的な酒『辨天娘(べんてんむすめ)』も、地元産のお米にこだわって造っています。

編集部:なるほど。
辨天娘には、どのような特徴がありますか?

太田酒造場様:辨天娘の特徴としては、よいお米を健全にしっかりと発酵させていることから、味幅やキレがあるという点が挙げられます。

また、お米の味がそのまま出るお酒なので、温めるとよりお米の旨味が出て甘くなります。
そのため、料理と合わせて温めて飲むことがおすすめです。

お米の品種や農家によって、お酒の旨味も変わってくるためそこも楽しんでほしいですね。

出品酒

太田酒造場様が出品されていたお酒は、以下の4つです。

【太田酒造場様の出品酒】

  • 辨天娘 純米 強力 H30BY
  • 辨天娘 純米にごり R2BY
  • 辨天娘 生酛 純米 玉栄
  • 辨天娘 純米吟醸 玉栄 H29BY

編集部:今回4種類のお酒を用意していただいておりますが、参加者に「しいていうなら、このお酒をおすすめしたい!」というものはありますか?

太田酒造場様:ぜひ、『純米にごり』を燗酒で飲んでいただきたいです。
にごりと聞くと、甘いイメージがあると思いますが、辨天娘のにごりはドライな味わいであるため、スパイシーな料理にも合います。
スープのようなお酒なので、お米の旨味を感じながら美味しく飲めると思いますよ。

【酒蔵さんインタビュー②】鯉川酒造(こいかわしゅぞう)様


編集部
:純米酒エルボーには、どのようなことがきっかけで参加されたのでしょうか?

鯉川酒造様:正木さんとは20年以上の付き合いがあり、純米酒エルボーの第1回目の開催からずっと参加しています。
今回も、例年どおり参加させていただきました。

酒蔵としてのこだわり

編集部:鯉川酒造様のこだわりは、主にどのような点ですか?

鯉川酒造様:地元山形県のお米や水を使用して酒造りをするということに、こだわっています。
山形県ならではの地酒を守りたいという想いが、かなり強いですね。

きれいなお酒を造るというよりは、ほかの酒蔵さんにはない鯉川酒造ならではのお酒を造るということを意識しています。
「地酒」という言葉を大切にしながら、地元の農家と協力して酒造りを行っています。

編集部:なるほど。
鯉川酒造様の代表酒『鯉川』には、どのようなこだわりがありますか?

鯉川酒造様:地元のお米を100%使用しているということです。
ぬる燗または熱燗で飲んでも美味しいお酒であり、料理との相性も非常によいですね。

また、味わいとしてはお米の旨味を感じるコクのある「芳醇辛口」です。
山形県は香りのある、軽くて甘いお酒が主流ですが、鯉川は辛口でまろやかな味わいです。

編集部:辛口だからこそ、料理ともよく合うということでしょうか?

鯉川酒造様:そうですね。
現在の流行りの酒は食前酒的に飲まれるケースが多々あります。
しかし、鯉川は料理の2~3品目で飲みたくなるようなお酒であることが特徴です。

しっかりと熟成されており、辛口ではあるもののキレがあり飲みやすいお酒なので、燗酒の入口としても飲んでいただけると思います。

出品酒

今回、鯉川酒造様が出品されていたお酒は、以下の4つです。

【鯉川酒造様の出品酒】

  • 純米吟醸 あたためますよ 2020BY
  • 純米吟醸 亀治好日うすにごり 2021BY
  • 純米鯉川 阿波山田錦 2019BY
  • 純米大吟醸 鯉川 亀の尾100% 2020BY

編集部:今回、参加者に特におすすめしたいお酒はどれですか?

鯉川酒造様:日本三大品種の1つであるお米「亀の尾」を100%使用している『あたためますよ』『うすにごり』『亀の尾100%』を飲んでほしいですね。

『あたためますよ』は柔らかい酸味のあるお酒で、『うすにごり』に酸味はあまり感じなくほのかな甘みがあります。
どちらも温めて飲んでほしいお酒です!
また『亀の尾100%』は、冷やして飲んでいただくこともおすすめです。
また、このお酒はお米の旨味が凝縮されているため、料理と合わせることでより美味しく飲めますよ。

【酒蔵さんインタビュー③】桑原酒場(くわばらさかば)様


編集部
:今回はどのような想いで、純米酒エルボーに参加していますか?

桑原酒場様:うちで造っているお酒を広めたいという想いで参加しています。
純米酒エルボーには毎年多くの方が来場するため、お酒をアピールするよい機会だと思っています。

うちの酒蔵は規模が小さく、みなさまのお目にかかる機会も少ないので、こういったイベントには積極的に参加したいのです。

編集部:純米酒エルボーの魅力は、どのような点だと思いますか?

桑原酒場様:日本酒を冷たくして飲む試飲会も多いですが、このイベントは燗酒がメインであるため、日本酒の本来の飲み方や美味しさの宣伝になると思います。
燗酒のよさを認知してもらえるという点は、本当に素晴らしいですよね。

酒蔵としてのこだわり

編集部:桑原酒場様の酒造りのこだわりは、どのような点でしょうか?

桑原酒場様:お米本来の味わいを活かすことと、何年間も熟成させることです。
ものによっては3~5年間熟成させて、お酒の旨味を引き出すこともあります。

また、清流日本一といわれている高津川の伏流水を使用し、伝統的な手法で醸しているという点もこだわりの1つです。

編集部:「こういう飲み方をしてほしい!」などのこだわりはありますか?

桑原酒場様:うちで造っている酒は、フルーティーな味わいのお酒や香り高いお酒ではないため、冷やしすぎるとお酒本来の味がわかりづらくなってしまいます。
そのため、燗酒もしくは常温で飲んでいただくことがおすすめです。

編集部:代表酒である『扶桑鶴(ふそうづる)』には、どのような味わいや特徴がありますか?

桑原酒場様:扶桑鶴の特徴として、香りが抑え気味で優しい味わいであることが挙げられます。
味が濃い日本酒も多いですが、扶桑鶴は優しい味で「じっくりと飲みつづけられるお酒」「気づいたらなくなっているお酒」である点が個性です。

実は、料理とお酒を合わせたときに、相乗効果でそれぞれのよさが出るようなお酒を造りたいと考え、香りは抑え気味のお酒を醸しています。

扶桑鶴はご飯のためのお酒ともいえる食中酒なので、今回のイベントにぴったりだと思います!

出品酒

桑原酒場様が出品されていたお酒は、以下のとおりです。

【桑原酒場様の出品酒】

  • 扶桑鶴 純米吟醸 雄町 2019BY
  • 扶桑鶴 純米吟醸 佐香錦 2018BY
  • 扶桑鶴 特別純米酒 2018BY
  • 扶桑鶴 純米酒 高津川 2019BY

編集部:今回、4種類のお酒を用意していただいていますが、特におすすめしたいお酒はどれでしょうか?

桑原酒場様:特に飲んでいただきたいお酒は、『特別純米酒』ですね!
適度な酸味があり、軽く優しい口当たりのお酒なので、燗酒をあまり飲んだことがない方でも飲みやすいと思います。

このお酒は、繊細で柔らかいものの、しっかりとした味わいがあります。初めて飲んだ方でも、日本酒のよさがわかるようにという想いを込めて造っています。

参加者インタビュー

酒蔵さんだけではなく、純米酒エルボーに参加している一般の方にもインタビューしてきました。
イベントの感想やおすすめのお酒などを、詳しく教えていただきました。

【参加者①】堺様の感想

編集部:純米酒エルボーに参加してみていかがですか?

堺様:純米酒エルボーは昔から参加しているため、慣れた感じではあります。
前回と比べて、各酒蔵さんのお酒がどのように変わったのかがわかるので、毎回楽しみです。

編集部:昔から参加しているからこその視点ですね!
今回も多くの酒蔵さんが出店されていますが、本日飲んだお酒のなかで、どれがおすすめですか?

堺様:もちろん全部美味しいですが、個人的におすすめしたいお酒は辨天娘の『純米にごり』です。
辨天娘は味の癖が強くなく、ほっと落ち着くような感じがして、すごく美味しかったです。

【参加者②】千葉様の感想

編集部:今回、純米酒エルボーに参加したきっかけはどのようなものでしょうか?

千葉様:実は、純米酒エルボーには何度か参加しており、3年ぶりの開催ということで嬉しくて今回も参加しました!
こんなに素敵な場所で開催するなんて、実際に来てびっくりしました(笑)

編集部:本日参加してみて、いかがですか?

千葉様:みなさま相変わらず楽しそうで嬉しいです。
また、これまでは料理として酒の肴を主とした松花堂弁当を中心に提供されていましたが、今回はホテルも変わってミニコース料理になっていたので、贅沢感が増しているなと感じました。

編集部:今回、「特にこのお酒が美味しかった!」というものはありますか?

千葉様:秋鹿(あきしか)のお酒と、日置桜(ひおきざくら)のお酒が美味しかったです。
正直、現時点で飲んだお酒は全部紹介したいくらい美味しいですね。

【参加者③】三好様の感想

編集部:今回は、どのような経緯で純米酒エルボーに参加したのでしょうか?

三好様:純米酒エルボーに参加することは初めてですが、正木さんとは付き合いがあり、今回ご縁があったので参加しました。

編集部:参加してみてどうですか?

三好様:まさかこんな大規模なイベントだとは思っていなかったので、驚きました。
さまざまな酒蔵さんのお酒を飲めて楽しいです。

編集部:まだイベントの途中ですが、お気に入りのお酒は見つかりましたか?

三好様:個人的には、昔から天穏(てんおん)のお酒の味が好きです。
純米酒エルボーでは、自分の好きなお酒はもちろん、飲んだことのないお酒を飲むこともできるので楽しいですね。

正木さんから次回開催に向けて

正木:今回は、コロナ過で席数を制限しましたが、用意していたチケットが9月中に完売し、200名以上の方にご来場いただきました。色々修正を重ねながら会を重ねてゆきますので次回の純米酒エルボーも、ぜひご期待ください。

純米酒エルボーは、燗酒と料理を一緒に楽しめ、プロの方々は飲食店と横のつながりも生まれる貴重なイベントです。
また、純米酒エルボーに参加すれば、さまざまな酒蔵さんのお酒を飲め、蔵との会話も楽しめます。

料理を食べながら、そして会話を楽しみながら日本酒を飲めるイベントなので、まだ参加したことのない方は、ぜひ次回参加してみてください!

編集部:純米酒エルボーは、日本酒を燗酒を盛り上げる貴重なイベントですね。
本日はお忙しいなか、インタビューをお受けいただきありがとうございました!

日本酒の魅力を感じたい方はぜひ純米酒エルボーへ

いかがでしたでしょうか?

普段なかなか接することのない酒蔵さんとも、コミュニケーションを取れるため、日本酒の魅力をより深く知ることができます。

日本酒や燗酒のよさを知れる機会であるため、興味のある方は、ぜひ次回の純米酒エルボーに参加してみてください。

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