焼酎は様々な飲み方ができ、種類も豊富でリーズナブルなことも多いため、日常的にたしなむお酒として非常に優秀だと言えます。
食事がより楽しくなり、様々な料理と楽しめるお酒だと言えるでしょう。
焼酎を「水割り」にすると幅広いシチュエーションや料理に合わせられるため、皆様におすすめできます。
水割りは非常にポピュラーな飲み方でありある程度の作り方を知っている方も多いでしょうが、ちょっとした工夫でおいしく楽しめるようになります。
この記事では、焼酎をもっと楽しみたいと言う方に向けておいしい水割りの作り方について解説します。
Contents
焼酎水割りの作り方
ここでは、焼酎の水割りをおいしく作るポイントを解説します。
水割りに最適な焼酎は?
味わい香りしっかりタイプやマイルドなタイプ。華やかタイプや軽やか軽快タイプなど様々です。
黒麹のしっかりタイプも良いですが白麹のマイルドな味わいもお勧めです。
冷たくすることで香りや味わいがマイルドになるのでそれぞれの味わいや香りをしっかりと感じやすい焼酎が良いでしょう。
水
水割りは焼酎と水で作るため、当然焼酎だけでなく水も大切な要素です。
水道水は不可という訳では無いですが、よりおいしく作るためには、焼酎を仕込んだときに使われた水と近い水質のものを選ぶのがベストです。
一般的に軟水のミネラルウオーターを選んでいればよいでしょう。(もちろん前割りやお湯割りも同様)
硬水はミネラルを豊富に含んでおり、固さを感じ馴染みにくく、軟水は口当たりも優しく、焼酎の良さを消すことなく水割りを楽しめます。
焼酎と水を割る比率は?
一般的には、焼酎:水を割る比率は6:4が黄金比率だと言われていますが・・・
グラスの6割程度を焼酎で満たし、残りの4割を水で埋めるようなイメージで作ってみましょう。少々濃く感じる方も居るかもしれません。
ただし、割合はご自身のお好みでOK。これが焼酎の醍醐味! 体調や杯数、場面によって焼酎1、水が9でもOKです。
特にお酒のアルコール感が苦手という方は、ロクヨンだとまだアルコール度数が15度程度あるため濃く感じる方も居るでしょう。(25度の場合)
その場合は無理をせず、水の量を増やして試してみてください。
すっきりと楽しみたい場合には、むしろ水の方が多いくらいの方がおいしく感じられることもあり、焼酎や水の量を調節しながら割って下さい。
物足りなかったらもう少し濃い目に、その逆にアルコールがきつく感じたら薄目にしてみましょう。
焼酎水割りグラスは?
水割りのおいしさを決める要素として、グラスも重要。
薄いグラスもお勧めです。
普段のグラスでももちろんおいしく水割りを飲むことはできますし、焼酎蔵等で扱うお湯・水割グラスでも良いかと思います。
薄いグラスの場合はダイレクトな口あたりと味わいです。薄めのグラスを用意しておけばソーダ割りなど他の飲み方をする際にもおいしく飲めます。
普通のグラスと薄いグラスで飲み比べてみると、全く同じお酒でも全く飲み口が違い楽しいものです。
氷にもこだわってみよう
水割りで焼酎をおいしくするのであれば、氷へのこだわりも大切だと言えます。
コップの8分目程度までを氷で埋め尽くすようにするのがおすすめです。
大きすぎると酒を注ぐ時に村が出来る為、小さめの氷が良いかもしれません。
自宅の冷蔵庫で作った氷でもよいのですが、どうしても不純物や空気が入り溶けやすいためロックアイスがお勧めです。
氷によって薄まってしまうのを避けたい方は、氷を入れずに作るのも良い方法だと言えます。
グラスや水、焼酎を良く冷やしておくことで、氷を入れなくても充分においしく飲むことができるでしょう。ただそのひと手間かけるならば、冷やした前割りをどうぞ(以下参照)
前割りもあり
焼酎をなるべくまろやかに口当たりよく飲みたいのであれば、「前割り」がおすすめです。お湯割り、水割りはあくまでも簡易的な飲み方です。
前割りとは、飲む直前ではなく前もって焼酎と水を混ぜて寝かせておく方法を指します。
予め混ぜておくことで焼酎と水が良くなじみ、水割りよりもさらにまろやかな味わいが楽しめます。
寝かせておく時間は数日から1週間程度が理想ではありますが、一晩寝かせるだけでも充分になじんでおいしく楽しめます。
瓶やペットボトルで5:5で寝かせると良いでしょう。
(その場で割った5:5は濃く感じる方も居るでしょうが寝かせると馴染みマイルドな味わいになります。
前割りした焼酎はそのまま飲んでもまろやかでおいしく、温めてぬる燗にするなどの飲み方もありますので、お試しください。
焼酎を水割りで作る際の大事な順番
焼酎の水割りを作る際にとても重要なのが、グラスに入れる順番を守ることです。
基本的には、以下の流れで作るようにしましょう。
水割りの基本的な作り方
- 焼酎をグラスにお好みで注ぐ(特にロクヨンにこだわらなくてOK)
- 水をゆっくりゆっくり、後半は勢いよくグラスの6,7割くらいまで注ぐ
- そっと氷を入れて出来上がり
水割りの場合は「焼酎が先、水が後」という順番が非常に大切です。
焼酎を先に入れておくと、比重の関係で後から水が入ってきたときに自然と対流が生まれて混ざりやすくなります。
お湯割りの場合は逆の順番になるため、分かりにくいと感じている方も多いですが
「水割りの場合は焼酎が先」とだけでも覚えておくと良いでしょう。
焼酎の色々な飲み方
焼酎には水割りの他にもおいしい飲み方が色々とあります。
炭酸割り、ストレート、ロック、お湯割りなど様々です。
以下の記事では焼酎のおいしい飲み方をそれぞれ紹介しておりますので、是非ご参照ください。
・お湯割り:焼酎お湯割りのおいしい作り方を解説!大切なポイントを整理します!
・炭酸割り:焼酎ソーダ割りのおいしい作り方を解説!爽快感と冷たさが命です!
・ロック:焼酎のロックをおいしく作るには?おすすめの作り方を紹介します
・ストレート:焼酎ストレートのおいしい作り方を解説!ストレートのポイントは?
おいしい焼酎の水割りを作りましょう
先ずはグラスに焼酎をゆっくり注ぎます。
次にゆっくりゆっくりと水を注いでいき、最後を一気に注ぎ対流を畝がします。
氷はそっと入れて下さい。水割りはお湯割と違い、焼酎を先に注いでいく作り方になります。
よく見かける作り方は氷が先で、氷全体に焼酎をかけるようにして焼酎を注ぎ入れますが、焼酎本来の香りや味わいが尖って崩れます。
お湯割も水割りもゆっくりゆっくり注ぎ作り、その分きめ細かい味わいになるのです。
割水は水道水でも問題はありませんが、より本格的な味わいにこだわるのであれば軟水のミネラルウォーターが最適でしょう。
今回は、焼酎の水割りの作り方について紹介してきました。
おいしい水割りを作る方法をしる良い機会となりましたでしょうか?
水割りは水と焼酎の割合や順番が大切ですので、重視してぜひおいしい水割りを楽しんでください。
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